2009/01/06

お振袖製作の感想と反省など

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実はまだ帯飾りが完成していませんが
ひとまず、これにてひと段落とするので、まとめておきます。

一番難関だったのは、人間サイズ→MSDサイズへの変換デフォルメ。
ドールに合うバランスを見つけるのは一苦労。
まずは着物そのものを知ることから始め、
資料読破は昨年一年で30冊を超え、母の小紋を持ち出して構造研究、
用語を覚えるのも大変だった!
着物はたたずまいの美しさが総てだと思っているので
兎にも角にも、着物を見る目を養いたかったのです。
そして、そんな着物をうちの子に着せたかったのです。
成果のほどは、年末に伯母にチェックしてもらったので、
"続きを読む"にて。まだまだ改良の余地が山盛りです。

布は、ちりめん風エンボス加工の木綿布。
正絹古布を探していましたが見つからず、気に入った柄で妥協。
でも、これで正解。
木綿ですらアイロンのかけすぎでエンボスが取れるくらい手こずったので
正絹なんぞ10年は早かった・・・もっと修行を積んでからですね。

着物は二部式(セパレート)。伯母の提案。
「本物の着物に近づける」よりも、
「本物の着付けに近づける」を優先してます。
その分、衿くり、胴回りは繊細な配慮をしたつもり(結果はどうあれ)。
柄を見せたいので、おくみは分けずに一続きで製作。
余力があったら、衿、背縫い、おくみの切り替えの柄合わせに
チャレンジしたかったな。

襦袢は着ていません。なんちゃっての半衿だけ。
帯揚げ、帯締めは、今回は適当。
そこまで熟慮する余裕が無かったです・・・・次回の課題です。

足袋は、白靴下。どうせ下駄足じゃないから、ま、いっか~。
そのうち、ぞうりも作ってみたいです。

製作過程で苦労したのは、やはり衿付け。そして、出ぶき、袖付け。
裏をつけながらふきを出すのは、
自己流でやったので、ちょっと難儀でした。和裁本で要勉強。
逆に袖付けは、和裁そのままではなく、
ドール着物にあった縫い手順を研究した方がよさそうです。

今回のお振袖製作は、出来はともかく、
自分の全力を出し切った達成感があります。
次作にチャレンジするのは、きっとまた年末。
ちょっと燃え尽き症候群になりました。

以下は、伯母の着物チェックの箇条書き。
さすが伯母様。容赦なかったよ・・・・

・袖幅1cm詰める。
・袖口1cm広げる。
・袖のけぬきを裏と綺麗に重ねる。
・袖付けの四ツ止めは人形サイズでは無理だけど、袖口はする。
・袖ふき、袖口の下で綺麗に消えゆくようにする。
・袂の丸み、振袖ならこんなもんでしょう。(よっしゃ~!!)
 丸みが大きいほど子供らしくなる。

・身頃の肩幅、袖付き位置のバランス問題なし。

・衿の幅、本来よりちょっと広いけど、人形にはこれで丁度良い。
・衿付け、衣紋のカーブは綺麗に出来てる。(褒められた!ヤッタ~!)
・衣紋は今以上に抜かないこと。お嬢さんだから。
・飾り衿を付ける。
・衿の重ね合わせはしっかり、開きは小さめに。
 胸元がふっくらして厚みがある方がお嬢さんらしい。(布で補正?)

・おはしょり、5mm~1cm短く。(写真では折って誤魔化してます)
・紅絹裏の八掛け、または襦袢を着せると良い。
 襦袢は袖振りからチラ見えして、かつ長さが丁度に収まるように。

・裾ふき、もっと出す。3~5mmくらいにする。
・裾つま先の形を綺麗に。出ぶきが自然に消えてゆくようにする。
・裾に芯布を入れて厚み、丸みを出す。

・一度は自分でも着てみなさい。よく分かるから。
 (→あぁ、それは無理っぽいです、伯母様・・・orz)

[調べた用語]
紅絹(もみ)、紅絹裏(もみうら)
=真赤に無地染めにした薄地の絹布。女物の着物の裏地用。
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裁縫
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